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一日一日を生き抜いた人々の暮らし。

石炭・歴史博物館

田川市石炭・歴史博物館にて復元されている炭鉱住宅には
当時の暮らしが垣間見えるセットがあり、近づくと田川弁で声をかけてくれます。
入館料は210円ですが、ゆっくりまわるとゆうに1時間はかかりそうなくらい、館内の資料は充実しています。
山本作兵衛氏の炭鉱絵画は、当時の過酷な坑内労働と人々の暮らしを忠実に描いていて、
その描写もさることながら、その時代においてこの色彩の豊かさにも驚かされます。
ぜひ一見の価値ありです。

石炭・歴史博物館

炭鉱住宅では家賃は無料、光熱費や燃料である殻も格安だったといいます。
家にお風呂やトイレはなく、共同浴場(銭湯)や共同トイレ。
炭鉱に従事する人たちは同じ屋根の下に住み、同じ暮らしをしていたので
隣と関わるご近所づきあいも自然に生まれます。
“同じ釜の飯を食う”感覚のこの炭鉱住宅の暮らしは、
危険と隣り合わせの坑内作業において、
仲間意識を高める上でも重要だったのかもしれません。
一日一日を生き抜いた人々の暮らしがまぶしいです。


白亜の教会「紐差教会」。

2014年4月23日

retrography

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紐差教会

「紐差教会」は清雅な佇まいの白亜の教会。
内部の天井には花のレリーフがずらりと並び、
ステンドグラスから差し込む光でピンク色に染まった堂内は胸を打つ美しさです。

紐差教会

どの教会も外観もさることながら、やはりひときわ美しいのはその内部、ステンドグラスです。
今回訪れる4つの教会はどこも息をのむほどの美しさ。
太陽の光を七色に変えて厳かな堂内を照らします。

紐差教会

※写真は平戸市観光課の立ち会いのもと撮影されたものです。許可なく内観の撮影をすることはできません。


平戸で最も古い教会「カトリック宝亀教会」。

宝亀教会

赤茶と白の対比が鮮やかな「カトリック宝亀教会」は平戸で最も古い教会です。
教会の中は、淡い緑色や水色、黄色のパステルカラーに彩られて優しい雰囲気。
ステンドグラスから差し込む光で、いくつもの色彩が幻想的に踊ります。

宝亀教会

宝亀教会

宝亀教会

※写真は平戸市観光課の立ち会いのもと撮影されたものです。許可なく内観の撮影をすることはできません。


平戸の海と空に馴染む生月大橋。

生月大橋

今回のツアーでは二つの大きな橋を渡ります。
一つ目は本土と平戸島に架かる平戸大橋。鮮やかな朱色に塗られた大きな橋です。
二つ目は平戸島から生月島に架かる生月大橋(写真の橋)。
こちらはスカイブルーの美しい橋です。
青い海にくっきりと浮かび上がる赤い平戸大橋、平戸の海と空に馴染む青の生月大橋。
今回まわる教会と同様、どちらも美しい平戸の風景を形成しています。

生月大橋

生月大橋

生月島から見る生月大橋はすばらしい景観です。


平戸ザビエル記念教会

平戸ザビエル記念教会

まるでお城のような「平戸ザビエル記念教会」。
いくつもの尖塔と淡いグリーンの外観が印象的な、ゴシック風の美しい教会です。
よく見ると、左側だけに八角棟があり、左右非対称になっているのです。ちょっと変わっていますね。

平戸ザビエル記念教会

平戸ザビエル記念教会

平戸ザビエル記念教会

クリエイティブツアー「平戸レトログラフィ


カトリック田平教会

カトリック田平教会

いよいよ今週末に迫ったクリエイティブツアー「平戸レトログラフィ」。
今回のクリエイティブな視点で巡るものは教会です。

平戸を訪れると数多くの教会に出会います。
長崎の教会群は、外国人神父の指導と日本人大工棟梁の創意工夫によって建設されたため、
西洋と東洋の建築文化が見事に融合した、実に多様な展開と高い造形意匠の達成を見ることができます。
今回はこれまで開催してきたクリエイティブツアーのなかで最も長時間の移動となりますが、
これらの教会建築は時間をかけても見に行く価値があると思います。

カトリック田平教会

今回のツアーでは4つの教会を巡ります。
その一つ、「カトリック田平教会」は国指定重要文化財。
平戸瀬戸を望む丘に建つ優美な姿は、澄んだ青空に映えます。
多彩な煉瓦積み手法を駆使した華やかな細部も見所。
色鮮やかなステンドグラスはため息ものの美しさです。

カトリック田平教会

カトリック田平教会

カトリック田平教会

※写真は平戸市観光課の立ち会いのもと撮影されたものです。許可なく内観の撮影をすることはできません。


田川市石炭・歴史博物館

田川石炭・歴史博物館

昼食を終えたら午後からいよいよ川渡り神幸祭へ。
まずは田川市石炭・歴史博物館にて、とても歌の上手な名物ガイドさんから
田川の炭鉱の歴史をご説明いただきます。
この博物館は筑豊地方最大の炭鉱であった三井田川鉱業所伊田坑の跡地にあり
筑豊炭田の石炭産業に関する資料や、世界記憶遺産に認定された
山本作兵衛さんの絵画697点が展示されています。
公園内には三井田川炭鉱の二本煙突と伊田竪坑櫓、筑豊地区で使われた蒸気機関車と
貨車(石炭車)や炭鉱住宅も復元されていて見どころは満載です。


捨ててしまったもの。

筑豊レトログラフィ

効率や制作費の削減、低価格化を目指した日本のものづくりと同様
エネルギー政策も、自国のエネルギー資源として埋蔵量も豊富で
しかも採掘技術も世界トップクラスであった国内炭鉱を単価というものさしで計り、捨ててしまいました。
日本の石炭1トンの価格は15,000円に比べ
中国・オーストラリア等の露天掘りによる石炭輸入単価は1トン5~6千円。
日本の地下には今も、国内の年間消費量の112年分に相当する
200億トン近くの石炭があると推定されています。
炭鉱技術だけでなく、坑夫たちや家族の生活、住むまちの活気を考えると
捨ててしまったもの、なくしてしまったものは大きかったように思えてなりません。


田川の炭鉱住宅。

炭鉱住宅

炭坑従事者が住んでいた炭鉱住宅、略して「炭住」。
いくつもの世帯が連なる木造スレートぶき屋根と土壁の長屋は別名「ハーモニカ長屋」と称されました。
田川にはいくつもの地域でこれらの炭住がありましたが、現在ではほんの数カ所のみになりました。
世界記憶遺産に登録された山本作兵衛さんの炭鉱画と同様、
現存していれば、当時の炭鉱資料としても貴重な田川の文化的資産になっていたでしょう。

炭鉱住宅

炭鉱住宅の玄関の横にはコンクリートの大きな箱があります。
こちらは“殻入れ”と呼ばれるもので、中には石炭を蒸し焼きにして、
煙と臭気を取り除いたもの(=「殻」と呼ぶ)が入っています。
プロパンガスの生活になるまで、家庭の燃料として使われていました。
現在、田川市石炭・歴史博物館に炭鉱住宅が復元され
こちらで実際に殻が入った殻入れを見ることができます。

炭鉱住宅

こちらが石炭・歴史博物館の炭鉱住宅にある殻入れです。
当時はこのように殻が入っていました。


田川のソウルフード「山賊鍋」。

山賊鍋

こんにちは。F_dの石川です。
5月開催のクリエイティブツアー「筑豊レトログラフィ」の舞台は田川。
僕の育ったまちです。
今回は僕の記憶の中にある“田川らしい”箇所をクリエイティブな視点でトレース。
その中で、田川のソウルフードともいえる「山賊鍋」をお昼にチョイスしました。
田川では法事や節句などちょっとした集まりごとがあると、ここ山賊鍋にきます。
大勢ではいれていっぱい食べられてしかも安い!美味しい!
ぜひこの田川の味を味わっていただきたいですね。

山賊鍋

山賊鍋といったらこのばくだんおにぎり!
中に具がたっぷりと入っています。
この山賊鍋はもともと田川で大人気のからあげ屋さんが始められたのですが、
こちらもあっという間に人気店になりました。
本家のからあげは絶品で、「からあげ買ってきたよ」と言えば「かしわぎの?」と返すほどです。
こちらもお昼に頼みますので、みなさんお楽しみに。