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旧伊藤伝右衛門邸

2014年4月23日

retrography

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旧伊藤伝右衛門邸

ツアーのはじまりはここ、旧伊藤伝右衛門邸から。
筑豊の炭鉱王と呼ばれた伊藤伝右衛門と歌人柳原白蓮が過ごした邸宅です。
アールヌーヴォー調のマントルピース、イギリス製のステンドグラスがある応接間、
一畳たたみを敷き詰めた長い廊下等、様々な芸術的技法を取り入れ、
伊藤伝右衛門が妻白蓮の為にと改築を続けた歴史的建造物です。

旧伊藤伝右衛門邸

和洋折衷の旧伊藤邸内は、どの部屋も細部にまでこだわっていて
華麗で贅を尽くした屋敷に仕上げられています。
ふすまの取っての形状がすべての部屋で違うなど、細やかな装飾が施されています。
写真の取っては遠賀川を行き交いする帆船を象ったもの。
当時、この屋敷より遠賀川が見えていたとのこと。
石炭を山ほど積んだ帆船が景気よく往来していたのでしょうか。

旧伊藤伝右衛門邸

敷地面積約7570平方メートル、建物延床面積約1020平方メートルの旧伊藤邸内には、
ダイヤを象った欄間のステンドグラスや広大な回遊式庭園が広がっており、
贅を尽くした建築美と、炭鉱王伊藤伝右衛門と歌人白蓮の
波乱に満ちた恋物語を随所に感じる事ができます。

旧伊藤伝右衛門邸

25歳の若さで炭鉱王伊藤伝右衛門に嫁いだ歌人・柳原白蓮。
白蓮35歳のときに、雑誌「解放」の記者で7歳年下の宮崎龍介と恋に落ちてしまいます。
白蓮は新聞社を通して伝右衛門に「公開絶縁状」を叩きつけ、
7歳年下の愛人と駆け落ちするというスキャンダラスな出来事に世の中は騒然となりました。
晩年、緑内障で徐々に両眼の視力を失うも、龍介の手厚い介護のもと、
娘夫婦にも見守られ、歌を詠みつつ穏やかに暮らし、81歳でこの世を去りました。


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