2月22日(日)に開催した、2年ぶりとなる佐世保レトログラフィvol.2。
今回は「静かに朽ち果てゆく要塞・今ある平和に思いを巡らす旅」をテーマに、
戦跡を巡りました。

明治22年に旧日本海軍鎮守府が置かれ、大きく変動した佐世保の歴史。
佐世保軍港がつくられ、このまちは急速に発展していきました。
軍港を守るべく築かれた佐世保要塞は、
100年の時を経た現在も山中にひっそりと佇み、その姿に明治の記憶を留めています。

過去の歴史と、今わたしたちが享受している平和について思いを巡らしながら
佐世保のまちをそれぞれの視点でカメラに収めてきました。

佐世保レトログラフィ

佐世保レトログラフィ

それでは、旅のお供のガイドマップを片手に出発です!(かなり広範囲の移動です!)

佐世保レトログラフィ

まず最初に向かったのは『片島魚雷発射試験場跡』。
薄霧のなか、静かに佇む廃墟の姿がとても幻想的でした。

佐世保レトログラフィ

空と海の境界もあいまいな、白く霞む世界。
いつでも見られる光景ではないだけに、夢中でシャッターを切ります。
まだ一つ目の見学地なのに、すでに何本もフィルムを消費してしまったという声もチラホラ。

佐世保レトログラフィ

崩れ落ちた道を渡ると、そこには海に浮かぶ廃墟。監視所跡です。

佐世保レトログラフィ

魚雷収蔵施設は朽ちて屋根もなく、
その内部では草木が生い茂って建物を浸食しつつあり、
まるでジブリアニメのラピュタのようでした。(写真、撮っていませんでした。申し訳ありません…。)

かなりフォトジェニックな場所で、あっという間に時間が経過。
クリエイティブツアーはいつも分刻みのスケジュールのため(ついつい盛り込みすぎてしまうので^^;)
名残惜しいですが、次の目的地へと向かいます。

佐世保レトログラフィ

佐世保の軍港を守るため、明治政府によって各所に作られた要塞のひとつである『石原岳堡塁跡』。
石造りの壁は雨にしっとりと濡れ、その陰翳はさらに際立ち、重厚な存在感を放っていました。

佐世保レトログラフィ

点々と明かりの灯った通路を抜けて中に入ると、そこは射撃室。
接近戦に備えるために設けられました。
しかし、ここは実戦で使われることは無かったそうです。

佐世保レトログラフィ

お楽しみのお昼ご飯。佐世保のご当地グルメといえば…そう、佐世保バーガー!

佐世保レトログラフィ

昔ながらの佐世保バーガーが頂けるお店「らりるれろ」で人気No.1のベーコンエッグバーガーを堪能しました。

佐世保レトログラフィ

見上げる先にあるのは、天高くそびえる3本の塔。

佐世保レトログラフィ

三つ目の見学地は『針尾送信所』です。
大正11年、旧日本海軍の手によって4年の歳月と時価250億円の費用を投じて建設された無線塔。
平成25年に国の重要文化財に指定されました。

佐世保レトログラフィ

現代のような重機もなかった時代にこれだけのものを造った先人たちの偉業と、
その巨大さにただただ圧倒されました。

佐世保レトログラフィ

ツタの絡まる電信室。
どれだけの時間を積み重ねてきたのでしょうか。
植物の生命力にも驚かされます。

佐世保レトログラフィ

続いて向かったのは展望公園『展海峰』。
眼下に九十九島の大パノラマが広がる・・・はずだったのですが。
真っ白な霧に覆われ、島影ひとつ見えませんでした。残念!
しかし、こんな景色は佐世保の人でも滅多に見たことがないとのこと。
ある意味、貴重なものを見られたのかもしれません(?)

気を取り直して、いよいよ最後の目的地『丸出山堡塁跡』へ。
佐世保要塞のひとつで、ここには全国でも珍しい、装甲付きの観測所が残っています。

佐世保レトログラフィ

小高い山の上にあるため、約30分程のプチトレッキング。

佐世保レトログラフィ

観測所はまるでUFOのよう。

佐世保レトログラフィ

先ほど見られなかった、九十九島をカメラに収めます。

佐世保レトログラフィ

福岡へ帰る前に佐世保のスーパーに立ち寄り、お土産を購入。
佐世保のご当地ドリンク。独特のプラスチック容器に入った甘い豆乳。
製造元が佐世保の会社だと初めて知った、昔懐かしい駄菓子などなど…。

佐世保レトログラフィ

いくつもの佐世保の景色をカメラに収め、お土産と思い出を抱えて帰途につきました。

 

思わずシャッターを切りたくなる風景が沢山あり、フィルムがあっという間になくなってしまったという参加者の方も。
皆さんに楽しかったと言っていただけて本当に良かったです。
「知らなかった佐世保の一面に出会い、佐世保のまちがもっと好きになりました」という嬉しいお言葉もいただきました。
ご参加いただいた皆様、どうもありがとうございました。一日お疲れ様でした!

佐世保レトログラフィ

佐世保レトログラフィ

また、地元の人間ならではの感覚で一日案内してくださったre:portの中尾さんには大変お世話になりました。
ありがとうございました。

佐世保レトログラフィ

そして、今回も安全運転してくださった福岡伊都バスの越路さん、ありがとうございました。

次のクリエイティブツアーの舞台は、平戸です!どうぞお楽しみに。

Posted by:f-d